生活習慣病って耳にしたことはありますよね?
その名の通り、長年にわたる悪しき生活習慣によって引き起こされる疾患のことです。
脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病気も含みます。
では、皆さんは生活習慣病の要因となる悪しき生活習慣を知らぬ間にしていませんか?
一緒にチェックしていきましょう。
生活習慣病の具体的なものとは?
生活習慣病は命に関わる疾患を引き起こす、とてもおそろしいものだと上述しました。
では、具体的には生活習慣病の因子にはどのようなものがあるのでしょうか。
これをまずおさえておくことで、生活習慣病の要因についても理解が深まります。
皆さんは、“死の四十奏”という言葉を耳にしたことがありますか?
脳梗塞や心臓病は、ある日突然発症するわけではありません。
肥満、血圧の上昇、高血糖などから静かに進行していきます。
死の四十奏とは、特に重篤な生活習慣病を引き起こす四大危険因子のことをいいます。
肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病の4つです。
これらの4つは複雑に関与しあって、動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化とは、血管にコレステロールや脂肪などがたまって硬くなったり、血管壁が厚くなったりします。
動脈硬化によって、血液の通り道が狭くなると、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や心筋梗塞などが起こってしまうのです。
以上のことから、生活習慣病にならないためには、死の四十奏を奏でないようにすることが何より重要だといえるでしょう。
偏った食事〜生活習慣病の要因その1〜
食事って毎日行うものですし、個人の好みが反映されやすいだけに、悪しき食習慣は生活習慣病と深く関係してしまいます。
特に、以下の項目で思い当たるものはないでしょうか。
・外食が多い。
・濃いめの味付けの方が好き。
・コンビニをよく利用する。
・毎日お腹いっぱいになるまで食べる。
・早食い。
1つでも当てはまった方は要注意ですよ。
悪しき食習慣は、意識せずに長く続けてしまいがちです。
濃い味付け=塩分が多いと高血圧につながります。
毎日お腹いっぱいになるまで食べると、カロリー過多となり肥満や糖尿病につながります。
コンビニ弁当や外食は、比較的濃いめの味付けですし欧米型のものであればカロリーも高いです。
よく噛んで食べないと、脂肪が吸収されやすくなり肥満につながります。
よって、偏った食事は十分に生活習慣病の要因といえそうですね。
食習慣は、1番身近な生活習慣ですから改善もしやすいです。
あなたも1度、自分の食習慣を見直してみませんか?
運動不足〜生活習慣病の要因その2〜
突然ですが、皆さんは日々どのくらい運動をしていますか?
青栁幸利医学博士が群馬県中之条町に住む65歳以上の全住民5,000人を対象に、15年以上にわたり身体活動と病気の関係を調査したところによると、1日に8,000歩、速歩き20分を目安にした運動量が最低限だそうです。
あなたはどうですか?
自分自身を振り返ってみて、運動不足になっていませんか?
運動不足は糖尿病や肥満とつながります。
生活習慣病の要因である運動不足にならないよう、日々意識して生活しましょう。
まとめ:
いかがだったでしょうか。
気づかぬうちに、生活習慣病の要因となる悪しき生活習慣を続けてしまっていませんか?
すぐ改善をすればまだ間に合います。
定期的に自分の生活を見直すことで、いつまでも健康で長生きしていきましょう。