結婚すると、妊娠してかわいい子供を授かることを夢見ます。
しかし、体に子供がうまく作れない状態が潜んでいるかも知れません。
体の異常に気が付いたとき、妊活がうまくいかない時、不妊症ではないかと疑ってしまいます。
一概には言えませんが、不妊症の方には症状に共通点があることも。
体の異変から、不妊症の手がかりを得ることができる場合がありますので、共通点をいくつか紹介していきたいと思います。
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生理の周期がおかしくなってきたとき
不妊症に気が付く共通点の一つとして、生理不順があげられます。
生理不順はただ周期が遅れていたり、早くなっていたりするだけではなく、排卵がうまくいっていないことを表しているかもしれません。
排卵されると黄体ホルモンが卵巣から放出され、子宮内膜を厚いベッドのようにしてくれます。
これがないと受精卵が着床することができないので、不妊症につながってしまいます。
基礎体温を測っている方は高温期の日にちを参考にしてみてください。
高温期が少なすぎる場合は、排卵がうまくいっていないかもしれませんよ。
生理痛がひどいとき

不妊症患者さんの共通点として、生理痛がひどい、というものもあります。
生理痛のために毎月寝込んでしまったり、毎月生理痛が重くなったりしているという人は要注意です。
このように生理痛がひどい時には、子宮内膜症や子宮筋腫が隠れている可能性があります。
特に子宮内膜症と言えば不妊症の代表ともいえる病気です。
不妊症で必ず見られる共通点というわけではありませんが、少し疑ったほうがいい症状です。
ホルモンバランスが乱れているとき

不妊症患者さんの共通点は、ホルモンバランスの乱れもあげられます。
しかし、ホルモンバランスが乱れて現れる症状は様々です。
例えば、冷え性や痩せすぎの場合、女性ホルモンがうまく働きません。
この場合、気づかないうちに不妊症につながってしまっているかもしれません。
また、体毛が濃かったり、ニキビが多い、少し肥満気味だったりという3つの症状は多嚢胞性卵巣症候群という病気が隠れている可能性があります。
この状態では黄体ホルモン自体が分泌されず、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
生理不順からもホルモンバランスの乱れに気が付くことができるかもしれませんので、見逃せませんね。
これらの不妊症の共通点がすべて現れたり、すべてあるからと言ってすぐに不妊症だったりとは言えませんが、何かおかしいと思った時には婦人科で早めに治療するのが得策です。