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2017/10/26 08:55

お正月料理の意味と由来!知ればもっと美味しく味わえる

  
お正月料理の意味と由来!知ればもっと美味しく味わえる

世界各国、それぞれで全く異なるのが食文化。
海外に行って、食事が体に合わずにお腹を壊した…というのはよく聞く話ですよね。

日本の食文化において興味深いのが、季節の行事ごとに作られて振る舞われる料理。
中でもお正月は、神前や仏壇に飾る鏡餅を始め、お雑煮、おせち料理など…その意味を探ってみると、いろいろな発見があります。

今回は、お正月の食べ物について、そのルーツを探ってみましょう。

鏡餅の語源と意味

鏡餅はただの飾りではなく「歳神さまへのお供え物」というちゃんとした意図があります。
歳神さまは新しい年を運んで来る神様で、鏡餅はその歳神さまの依代(よりしろ)とされています。

依代とは、魂が宿るもののこと。
日本では古来より、あらゆるものに神霊や魂が宿るという自然崇拝的な考えがありました。鏡餅は歳神さまの魂の象徴、ということですね。

歳神さまからお正月に魂を分けていただくことが「年をとる」ということ。
だから昔は「数え年」といって、みんな一緒にお正月に年をとっていたのです。

鏡餅は丸いお持ちを2つ重ねて飾りますが、これにもちゃんと意味が合って、丸い形は「円満」、2つ重ねるのは「かさねがさね」を表します。

つまり「円満に年を重ねる」という願いが込められているのです。
細かい飾り方はその時代や地域によって違いがあるようですが、込められている願いは同じです。

おせち料理は縁起物の宝庫!

おせち料理の起源は弥生時代。
当時の人々は、季節ごとに作物の収穫を神様に感謝し、「節供(せっく)」というお供え物をしていました。

その後、供えたものを料理して、次の年、季節の大漁や豊作を願い、自然の恵みに感謝して食べていました。
これを「節供料理」と言い、おせちの起源だと言われています。

重箱にきれいに詰められたおせち料理には、もちろんそのひとつひとつにちゃんとした意味があります。
一般的な三段重を例に、その意味を見ていきましょう。

おせち料理は縁起物の宝庫!

◎一の重

・数の子
数の子はニシンの卵であり、ニシンは卵が多いことから、子宝や子孫繁栄を願う縁起物として食べられます。

・田作り
昔は田植えの肥料に乾燥したいわしが使われており、田作りという名前はそのまま、田を作るというところに由来しています。
豊作を祈願する食べ物です。

・黒豆
黒は道教で魔除けの色とされています。
またこの1年まめ(まじめ)に働き暮らせるように、という願いも込められています。邪気を払い、無病息災を願った食べ物です。

・紅白かまぼこ
半円のかまぼこの形が初日の出の形に似ていることから、用いられています。
赤色は魔除け、白色は清浄・神聖を表しており、紅白は縁起が良い色として昔から定着していますよね。

・伊達巻
「伊達」は華やかさ、派手さを表す言葉です。
形が巻物に似ていることから、文化の発展や学問や習い事の成就を願う食べ物です。

・栗きんとん
きんとんは漢字で「金団」と書きます。
その名の通り、金銀財宝を意味しており、金運を呼ぶ縁起物です。


◎二の重

・紅白なます
紅白の色は水引を表しており、平安と平和を願う縁起物です。

・酢蓮
レンコンは仏教において、仏様のいる極楽の池にある、けがれのない植物とされています。
また、たくさん穴があいていることから、将来の見通しが良いという縁起を担いだ食べ物です。

・海老
海老の姿になぞらえ腰が曲がるまで長生きしますように、と長寿を願う食べ物です。
また、赤色はとても晴れやかな色なので、おせち料理に用いられているという説もあります。

・ぶり
成長と共に名前が変わる出世魚であることから、出世を願って食べられます。


◎三の重

・昆布巻き
こんぶは養老昆布=よろこぶで、不老長寿とお祝いの縁起物です。
また、伊達巻同様、文化の繁栄や学問成就の意味も持っています。

・煮しめ
根菜を中心とした野菜などを一緒に煮た煮しめには、家族が仲良く一緒に結ばれるという意味があります。
もちろん使われる具材にも意味が合って、里芋には子宝祈願、しいたけには健康祈願など、それぞれ願いが込められているのです。

おせちの伝統と文化

いかがでしたか?
毎年当たり前のようにお正月に食べている料理には、縁起や語呂を気にする日本人らしい意味と役割が、それぞれに込められていることが分かりました。

1年のスタートとなるお正月は、ぜひ伝統と文化を感じながら、食べ物ひとつひとつを味わいましょう。

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