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2017/10/28 08:50

旧暦における月の和名一覧!由来と意味を知っておこう

  
旧暦における月の和名一覧!由来と意味を知っておこう

1年は1月から12月までの全部で12カ月ですが、そのひとつひとつに和名があります。
1月は睦月、2月は如月など…名前は聞いたことあっても、由来まで知っている人は少ないのではないでしょうか。

3月生まれのやよいちゃん、5月うまれのさつきちゃんなど、名づけにも使われることの多い月の和名。その由来を紐解いてみましょう。

和名の起源はいつ?

和名での月の呼び名は「和風月名(わふうげつめい)」と呼ばれています。
その起源は古く、日本書紀にも登場しており、平安貴族の間で観月の宴で行われた「歌詠み」にも頻繁に登場していることが分かります。

現在の太陽暦(グレゴリオ暦)が採用されたのは1873年。
それ以前を旧暦と呼び、旧暦時代に和風月名が用いられていました。

それぞれ旧暦の行事や季節に合わせた名前が付けられており、そのため現在の季節の感覚とは1〜2ヵ月ほどのずれが生じています。

ではそれぞれの名前は何が由来となっているのか…諸説ある中でも、代表的なものを紹介していきましょう。

呼び方の由来を月別に紹介

・1月…睦月(むつき)
1月は家族や親類一同が顔を合わせ、共に仲睦まじく過ごす月です。
そのため「相睦び月(あいむつびつき)」「睦び月(むつびつき)」と呼ばれて、やがて「睦月(むつき)」
となっていきました。
また、新しい1年の始まりの月であることから、元になる月、元月(もとつき)から派生して睦月となった、という説もあります。

・2月…如月(きさらぎ)
寒さがつのり、衣を更に着る月=衣更月(きぬさらぎ)から如月と呼ばれるようになった、という由来が最も有名です。

・3月…弥生(やよい)
弥という漢字には「いよいよ、ますます」という意味が、生には「生い茂る」という意味があります。
冬の寒さが終わり、生木や草が生い茂る月という意味の「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」という言葉が縮まり、「弥や生ひ(いやおひ)」から「やよい」になったと言われています。

・4月…卯月(うづき)
卯の花が咲く月という意味が、由来としてが最も有名です。卯の花とは、空木(うづき)という植物の花のことです。
他にも稲穂を植える月であることから植月(うづき)、苗植月(なえうえづき)から卯月と呼ばれるようになった説もあります。

・5月…皐月(さつき)
早苗を植える月という早苗月(さなえづき)から、皐月と呼ばれるようになったと言われています。
古語で「さ」という言葉には耕作の意味があり、稲作の月=さ月とも言われていますが、どちらにしても耕作や稲作が由来となっているというのが定説です。

呼び方の由来を月別に紹介

・6月…水無月(みなづき)
田植えが終わり、田んぼに水を引く時期というところからきています。田水の月(たみのつき)、水張月(みずはりつき)、水月(みなづき)から水無月と呼ばれるようになったと言われています。

一方で、梅雨が開けて暑くなり、水が枯れるということから水無月と呼ばれるという説もあり、様々な解釈が存在しています。

・7月…文月(ふみづき)
稲穂が膨らむ季節ということから、穂含月(ほふみづき)や含み月(ふくみづき)が変化して、文月となったと言われています。
また、七夕が関係しているという説もあります。
七夕に詩歌をそなえることから文月。
七夕に書物を夜気にさらす行事があり、このことを文開く月と呼ぶことから文月。
などの様々な解釈があります。

・8月…葉月(はづき)
稲穂が張る季節ということから、穂張り月(ほはりづき)発月(はりづき)が変化して、葉月となったと言われています。
また旧暦においては秋の季節。木の葉が紅葉して落ちるため葉落ち月(はおちづき)と呼ばれ、それが由来であるという説もあります。

・9月…長月(ながつき)
長という漢字には、稲が毎年実ることを祝うという意味があります。
稲穂が成長し、熟し、刈り入れ時期であることから稲熟月(いなあがりづき)、稲刈月(いなかりづき)から長月と呼ばれるようになったと言われています。

また、長月は今でいうと、10月から11月上旬にあたり、この時期は夜が段々と長くなってくるため夜長月(よながづき)と呼ばれ、ここから長月になったという説もあります。

・10月…神無月(かんなづき)
有名な説は、毎年10月に八百万の神様が会議のため出雲大社に集まるため、全国の神社で神様が留守になることから、神無月と呼ばれるようになったというもの。
そのため神様が留守にならず集まってくる出雲地方では、神在月(かみありづき)と呼ばれるそうです。

他にも、収穫したばかりのお米で新酒を醸すことから醸成月(かみなんづき)、新嘗の準備をするので神嘗月(かんなめづき)から派生したという説もあります。

・11月…霜月(しもつき)
寒さが進み、霜が降りる霜降月(しもふりづき)から霜月と呼ばれるようになったという説が最も有名です。
その他には、宮中の新嘗祭があり、新穀を食べる時期であるため食物月(おしものづき)が由来になっている、という説もあります。

・12月…師走(しわす)
年末になり師匠が慌ただしく走り回るという由来が、良く知られています。
一方で師走は完全なる当て字だとも言われており、一年が終わる意味の歳果つる(しはつる)や歳極(としはつ)から来ているといった説もあります。

その月の気候や行事に当てはめて作られた和風月名

その月の気候や行事に当てはめて作られた和風月名。
風情や風流を感じる日本人らしい文化の一つだと言えるでしょう。

年齢を重ねるごとに時のたつ早さを感じてしまいがちですが、和風月名を意識しながら、1ヵ月ごとに移り変わる気候、季節ごとの行事を楽しむ気持ちも持っていたいですね。

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