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2017/05/25 19:15

【オカルト探求】今も身近に残り続ける「呪い」の力

  
【オカルト探求】今も身近に残り続ける「呪い」の力

「人を呪わば穴二つ」ということわざには、他人を呪うなら自分自身もそれ相応の報いを受けることになる、という戒めが込められています。
はるか昔、呪術が政治を司っていた時代ならまだしも、これほど科学が発展した現代において「呪い」は存在しないだろう…そう思う方もいるかもしれませんが、実は意外と身近なところに「呪い」は存在しています。
それは一体どんなものなのか、世界で、日本で今も残る「呪い」とはどんなものなのか…ひも解いていきたいと思います。

人を「呪う」ことは簡単にできる

呪いなんて自分には全くの無縁だ…と思っている方、あなたはこれまでの人生の中で、誰かを嫌いだと思ったことが一度はありませんか?
実は人を嫌う行為が、呪いのひとつだとされています。もちろん誰にでも嫌いな人や苦手な人というのは存在します。しかしその相手に消えてほしい、死んでほしいと思うまでの憎しみの感情を抱くと、それは「呪い」へと変化します。
嫌いすぎるあまりに、相手のことが四六時中頭から離れなくなったり、消えろ、死ねといった類の感情を抱くようになった時は要注意

人を呪うと、その念の力で生霊が発生します。生霊が相手の元へ飛んで憑依することで、相手を不幸にすることができるのです。
しかしこの生霊、飛ばしている本人に一番負担がかかります。
精神不安定になったり、悪夢を見たり、不眠症になったりと、かなり辛い状況になってしまいます。

自分はそんなつもりがなくても、人を恨む感情を抱くと、無意識に生霊はとんでいき、正に「人を呪わば穴二つ」の状態に陥ってしまうので、そうなる前に対策を行いましょう。
誰かに相談するでも良いですし、気分転換に趣味に打ち込むのも良いでしょう。
ひとりでマイナスの感情をためこまないようにすることが大切です。

呪いが文化の一部を形成する

呪いが文化の一部を形成する

世界に目を向けてみると、呪術が生活の一部となり、それが原因で殺人事件が起きている国も存在するのです。

人口およそ730万人、赤道直下に位置する国パプアニューギニア
800以上の民族と言語が存在する超多民族国家ですが、多くの民族では「相手を呪い殺す黒魔術」が今も存在し、信じられています。

例えば「体調が悪い」と感じた時、日本人であれば病院に行き医者に診察してもらいますが、パプアニューギニアでは「体調が悪いのは誰かに呪いをかけられているせいだ」と考える人が多くいます。
そこで出てくるのが、それぞれの村や集落に代々受け継がれている「ウィッチドクター」という黒魔術専門家の存在。
ウィッチドクターの元に行き、自分の体調不良の原因、つまり誰からの呪いを受けているのかを聞く。
そして、その相手に対して報復をするという行為が、文化として残っているのです。

実際に、20歳の女性が集団リンチを受けた上に焼き殺されるという、かなり衝撃的な事件が2013年に起きました。
この事件の動機は、黒魔術によって呪いをかけられたことに対する報復。
あまりに異文化すぎる内容と、かなり最近に起きた出来事であるということに、驚きを隠せません…。

さらに驚きの事実として、少し前までは、黒魔術による殺人の場合は減刑といった制度もあったのだとか。
黒魔術をかけている者として挙げられるのは、女性や老人など立場の弱い人である場合が多いそうで、人間の嫌な部分が垣間見えてしまいます。

日本で代表的な呪術といえば…

ここまで見ると、呪いは日本と異なる文化の中でのみ存在し続けているように感じますが、実はそうではありません。
現代において、政治や法律にまで影響を与えることはさすがにないですが、ひっそりと、一般の目には触れないような形で、呪いの力を信じ、それに頼る人が存在し続けます。

日本において、人を呪うことの代表的な方法に「丑の刻参り」というものがあります。丑の刻(午前1時から3時ごろ)に、憎い相手に見立てた藁人形を神社の御神木に釘で打ち込む、という伝統的な呪術です。

呪いが文化の一部を形成する

岡山県にある育霊神社は、丑の刻参りに来る人が多いスポットとして、オカルト好きな人間の間では有名なんだそうです。
実際に神社の御神木に行ってみると、釘にさされた藁人形を見つける場合も…。昼間に見つけてもなんとも言えない不気味さと怖さを感じるので、もし夜にその現場を目撃してしまったら…想像するだけで恐ろしいです。

「丑の刻参り」は呪いのひとつなので、危険とも隣り合わせ。丑の刻参りをしているところを誰かに見られてしまうと、呪いの力が全部自分に跳ね返ってくるとされています。
育霊神社は山中にあり、交通アクセスとしてはとても悪い場所にあります。
誰かに見られてしまう危険を少しでも回避できるように、この場所を選んでいるという人も多いのでしょう。

丑の刻参りに訪れる人は、身体の小さい人や精神的に弱い人、女性が多いんだそうです。
憎しみの感情を誰にもぶつけることができず、自分ひとりではどうしようもできず、呪いの力に頼ってしまう…。
怖さ以上に、悲しみも感じてしまいます。


人間同士が関わり合いながら生きている以上、恨み、悲しみ、怒りといった感情がこの世の中から消えることがありません。
人々の心の拠り所としての意味も持ち合わせている呪術。
中でも人を「呪う」という行為はとてもディープで、複雑な思念が渦巻いているように感じます。

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