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2017/10/05 10:35

「十五夜」の起源はいつ?生まれたのは日本ではなかった!

  
「十五夜」の起源はいつ?生まれたのは日本ではなかった!

日本に昔からある秋の行事と聞いて、思い浮かぶのが「十五夜」ではないでしょうか。

しかし、春のひな祭りや子供の日、夏の七夕、冬のお正月などと比べると、何となく影の薄いイメージがありませんか? 月を見て、ススキを飾ってお団子を食べる…その知識はあっても、その理由や、発祥地などまで深く理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。

この機会に十五夜についての知識を増やし、行事を楽しんでみましょう。

由来と発祥とは

十五夜は満月のことを意味しており、新月(月が出ない日)から満月になるまでおよそ15日ほどかかることから、十五夜と呼ばれています。

空が澄んで特に美しく晴れる時期が、9月中旬から10月上旬で、この時期に出てくる満月を十五夜と呼びます。
別の呼び方では、「中秋の名月」とも言われていますね。

日本古来の風習のイメージが強いですが、起源は唐時代の中国で始まった「中秋節」と呼ばれる行事。1年で最も月が美しいとされる旧暦8月15日に、豊作や家族円満を願い、祝いました。

その後日本には平安時代に伝わり、貴族から武士、町民までが、十五夜に月見を楽しむようになったそうです。

神様との結びつきを感じるお供え物

神様との結びつきを感じるお供え物

十五夜は、ただ月を鑑賞するだけではなく、信仰の意味合いも込められています。

そこで登場するのがお供え物です。月の見える部屋の窓際や縁側などに供えた後、みんなでそれをいただくことで、神様との結びつきが強くなると考えられています。

十五夜における、お供えものの中身とその意味について、詳しく見ていきましょう。

・月見団子

豊作祈願や収穫祝い、ものごとの結実や健康、幸福を表します。
15個のお団子を下から9、4、2と順番に積み上げていくのが一般的です。
十五夜の発祥地である中国では、お団子の代わりに満月を表す月餅を供えるそうです。

・ススキ

形が稲穂に似ていることから、豊作祈願の意味が込められており、月の神様を招く目印としても飾られるようになりました。
また、ススキの鋭い切り口が魔除けの効果を持つとも言われ、供えた後に軒先に吊るす風習もあります。
十五夜にススキを飾ることで、その後1年間健康でいられる、とも言われています。

・秋の七草

萩(ハギ)、桔梗(キキョウ)、葛(クズ)、撫子(ナデシコ)、尾花(オバナ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)の7種類を「秋の七草」と言います。
お正月明けに食べられる七草粥に使われる春の七草とは違い、秋の七草は観賞用。
これらをススキと一緒に飾ることで、より情緒的に、秋という季節の訪れを感じることができます。

・里芋・果物

十五夜は芋類の収穫祈願という意味合いもあるため、お団子以外にも芋類のお供えものがあると良いとされています。
その他、この時期に収穫できた旬の野菜や果物を一緒に並べることもあり、特にブドウなどツル物は、月と人とのつながりを強くしてくれるという意味で、縁起の良いお供えものとされています。

年に一度の十五夜を楽しもう!

年に一度の十五夜を楽しもう!

天高く、様々な収穫物が実る季節の秋。
そんな時期だからこそ、月のきれいさを愛でると同時に、収穫を祝って神様にお礼を言う十五夜の文化が生まれたのでしょう。

お供えものもそれぞれ意味を知っていれば、よりその効果や恩恵も大きくなりそうですよね。

2017年の十五夜は10月4日です。
家族や友人、大切な人たちと一緒に、お月見をしてゆっくり過ごしてみるのはいかがでしょうか。

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